【守谷・塾・桜ゼミナール】中途半端が一番辛い

朝晩が冷え込みますね。いよいよコートが必要な時期になりました。急いで出さないと。マフラーもそろそろ必要ですね。体調を崩さないように防寒防寒。

さて、本日のテーマは、「中途半端が一番辛い」です。勉強してても結果が出ていないのは、中途半端に頑張っていることが原因となっていることが多いです。勉強していないわけではないですが、ちゃっかり自分の娯楽の時間をたくさん取っている状態です。受験生ならば、16時に帰宅して23時に寝るまで最低7時間はあります。食事やお風呂や休憩の時間を除いても、5時間は少なくとも勉強する時間があります。少なく見積もって5時間です。24時に寝る人は最低6時間は勉強する時間があります。では、実際このうちどれくらい勉強しているのかを見ていくと、成績が上がっていない人ほど勉強時間が少ない印象です。どれくらい勉強しているの？と聞くと2～3時間という返事が最も多いです。受かる気ある？と言いたくなりますが、現実これが最も多い答えです。自由時間が2～3時間あります。これは負荷があまりかからない気持ちのいい努力です。だって自分の時間がたっぷりあるわけですから。勉強はしている、でも自分の時間もたくさんある。これは永遠に成績が上がらないパターンです。私は自由時間を無くせと言いたいわけではなく、成績が上がっていなければ、自由時間を減らして勉強時間を増やすのは当然ということが言いたいのです。今のペースでゴールまで走っても間に合わないのに、一向にペースを変えないまま走っているようなものです。これでは時間内にゴールすることができません。それはつまり、受験で第一志望に合格しないということです。

そしてこれが結果的に一番辛いです。中途半端に勉強に時間を費やして得るものがほとんどないからです。負荷のかからない努力は何も残りません。達成感もありません。あるのは志望校を下げたという事実だけです。上手くいかないと誰かのせいにしたり、自分は頑張ってもダメだと卑下する人もいます。でも真実は、「落ち込むほど努力していないだけ」、「頑張らないといけない時に頑張れない人なだけ」です。とてもきつい言い方ですが、その通りです。こういう人は意外と多いです。

受験期にテレビを見てはいけないという決まりはありません。マンガを読んではいけないという決まりはありません。テレビやマンガを見ても第一志望に受かった人はたくさんいます。では、彼らはなぜ受かったのでしょうか？それは、自分でルールを決めたからです。例えばこんな感じです。

・1週間に1時間だけ大好きなバラエティ番組を見る

・月曜日だけ少年ジャンプ（漫画）を見る

・〇曜日だけアニメを1つ見る

このように、自分がリラックスできる時間は最低限確保している人が多いです。精神と肉体のバランスはとても大事なので、勉強だけで追い込むと精神がやられて上手くいかない人も多いです。自分の心がリラックスできる時間を確保することは非常に大事です。そして上手くいっている人に共通していることは、自分で決めたルールを必ず守るということです。何もこれまでよりも＋2～3時間勉強しようと言いたいわけではありません。＋1時間の勉強だけでも大分変わります。＋1時間の勉強をするにはどこの自由時間を減らせばいいか？自分が集中できる時間帯を選ぶべきです。勉強が上手くいっていない人は、まずはもう少し負荷をかけてあげましょう。筋トレでも、負荷のかからない筋トレをやってはいつまでたっても強くなりません。負荷を上げるのは多少の怖さもあると思いますが、そこを踏み出せるかどうかが勝負です。

さあ、これらを生徒たちにどう伝えますか？保護者の方はこの話に共感できると思います。一度高校受験を経験しているからです。また、大人になっても色々な経験をしてきたからです。でも、生徒たちは半分しか共感できません。高校受験を経験していないからです。半分しかイメージできません。

ちなみに色々な方面から勉強時間は増やそうという話を理由をつけてこれまでも話してきました。勉強していない人はいません。ただ、取り組み方に大きな差があるだけです。誤解のないように伝えますと、受験は今のところ第一志望に対して上手くいっている人の方が多いです。これは他の塾ではありえません。でも、全員が第一志望に合格できるわけではありません。他塾の第一志望は（志望校を下げても）願書を出した高校を指すことが多いです。桜ゼミナールでは、生徒がもともと行きたい高校を指します。次元が違います。またも勝負ですね、私自身が。生徒の行動を変えないと結果は変わりません。どうするべきか・・・。これは眠れませんね。ご一読いただきましてありがとうございました。