現実を受け止める
■模試と定期テストの勉強の仕方の違い■
今日から守谷市は学校が始まります。そして、「模試」と「定期テスト」が続きます。模試と定期テストでは勉強の仕方が変わります。今回の模試は、中1と中2の内容+中3の6月頃までに習った内容がテスト範囲です。定期テストのようにこまかく勉強することは難しいので、中学3年間の内容がコンパクトにまとまった受験用教材を使って勉強します。
【模試の対策】
・過去問をやる⇒解き直しと類題をやる
・受験用教材を使って総復習(×直しや確認問題・基本問題のやり直し)
【定期テストの対策】
・教科書の内容把握
・学校ワークをやりきる(×がなくなるまで)
■模試は事前に過去問をやろう■
模試で結果を出すには、模試の過去問を解いて現状を把握する必要があります。塾によって対応は分かれますが、意外と模試の過去問をやらせていない塾は多いです。受験の時は過去問を解くのに、模試の時は過去問を解かない理由はないですよね。必ず過去問をやりましょう。塾生には過去問をやってもらいました。私が見るポイントは、「理科」と「社会」です。数学と英語と国語は、もともと持っている資質とこれまで積み上げてきたものの影響が大きく、夏休みの勉強の短期間で急に成績を上げるのは少し難しいところがあります。しかし、理科と社会は暗記科目なので、やった分だけ成績は伸びる傾向にあります。今回、理科と社会の点数が低かった生徒と何人か面談をしましたが、やはり共通していたのは休みの時の勉強時間が1~2時間だということです。結果が出ないのには理由があります。
・言われた通りやらない
・人の話を聞かない
なぜ過去問をやった方がいいのか?
・問題の出題傾向を知る
・現在地を知る
この2つが大きな理由になります。例えば千葉県の公立入試は国語のリスニングがあります。このことを知らずにV模擬を受けると、「えっ!?国語にリスニングあるの?」ととまどい、対策もできないまま結果が出づらくなるでしょう。どういう傾向で問題が出題されるかが分かってるだけでも少し落ち着いて問題を解くことができます。
また、過去問を解いて、自分が現在できるところとできないところを把握することができます。出来なかった問題は当然解き直しをしますが、合わせて類題も解くことで最速最短で復習することができます。
■真実を語ろう■
私はこの夏期講習で生徒に「授業は受け身」という話を何回もしています。生徒に「授業はなんだったっけ?」と聞くと「受け身です」と返ってきます。そう、授業は受け身なんです。授業を受けるとその瞬間は理解して出来ても、間が空くと必ず忘れます。そのあと一人で勉強できるかが勝負なんです。だから、塾の先生が授業をたくさんして満足しているようだと、その塾は結果が出ない自己満足の塾ということになります。きちんと真実を伝える必要があります。
■現実を受け止める■
できない問題があると嫌なのか、何かを見ながら問題を解く人が毎年必ず何人かいます。現実から目を背けている限りは成績は上がりません。現実を受け止め、自分ができないところを直視し、たとえ一度心が折れかけても再び立ち上がれるか、そこが勝負です。夏期講習では、これまでの経験を踏まえ、今年はさらに確認テストを多くしました。何度も繰り返しました。常に最善の策を考え、自分自身をアップデートしていかないといけません。ここからはどう結果を出させるかの勝負の月が続きます。高校受験までの過程が人生を大きく左右すると言っても過言ではありません。自分に負ける日があって当たり前、逃げ出す日があって当たり前、でもなるべくならそうならないように頑張りたいものです。最後が笑って終えられるよう、精一杯指導して参ります。
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